10冊目の電子書籍「本の書き方」を出版しました!
2020-09
【奥様おすすめ】辻村深月著「クローバーナイト」 書評
会計事務所で働くパパ裕(35)、子育てを機に起業したママ志保(35)、長女の莉枝未(5)、長男の琉大(2)。”普通”の生活を送れたらそれで充分幸せと思っているのに・・・。保活、お受験、誕生日会、・・・。 誰もが「良かれ」と思って行動してい...
【おすすめ本17】ほったゆみ原作、小畑健漫画「ヒカルの碁」 書評
金目のモノを見つけようとじいちゃん宅の倉庫を漁っていた小学生のヒカルは、血痕のついた碁盤を見つけた時に碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊に取り憑かれてしまう。碁が打ちたい。 佐為の想いに付き合って囲碁を始...
【出版までの体験談】7冊目「『勉強法』を調べる前に、これだけは知っておきたい3つのこと」
「出版に興味がある」「本を書いてみたい」「でも、どうしたらいいか分からない・・・」 そう思っている方向けに、参考として私の体験談を1冊目から順に紹介します。7冊目は今週出版した「『勉強法』を調べる前に、これだけは知っておきたい3つのこと」。...
【おすすめ本16】池上永一著「夏化粧」 書評
『典子が他の店より高い大根を買うのも、私がかけたまじないのせいです。有紀がレジでいつも待たされるのも、私がかけたまじないのせいです。洋平がパンツを後ろ前に穿くのも、私がかけたまじないのせいです。美穂の口紅がいつもはみ出ているのも、私がかけ...
【おすすめ本15】飯田譲治、梓河人著「盗作」 書評
田舎の貧乏旅館の娘越ヶ谷彩子はある日突然衝動に突き動かされ無我夢中で1枚の絵を完成させる。その絵は見た者全てを虜にし彩子は天才として祭り上げられる。しかし、その絵は5年前に著名な画家が作成した未公開のモザイクアートと瓜二つだった・・・。創...
【おすすめ本14】荻原規子著「風神秘抄」 書評
平治の乱に源氏方として加わった主人公の草十郎。平氏の大軍勢が発するときの声に応じ、源氏方も腹の底から声を絞り出してときの声を上げる。ふと振り返ると、総大将の藤原信頼は青ざめふるえ、馬に乗ろうとするが反対側に落下してしまう。「おい、遅れるな...
【おすすめ本13】垣根涼介著「君たちに明日はない」シリーズ 書評
主人公は中堅広告代理店に勤めていた村上真介。二十八になった時、不景気の波をかぶった会社に”リストラ請負会社”日本ヒューマンリアクト(株)が乗り込んでくる。希望退職者を選ぶ個別面談で真介は叩きのめされ、数日後には希望退職の書類にサインをする...
【奥様おすすめ】加納朋子著「七人の敵がいる」 書評
「ーそもそもPTA役員なんて、専業主婦の方じゃなければ無理じゃありませんか?」 出版社で働く主人公の山田陽子は、一人息子が入学して最初の保護者会で保護者のほとんどを敵に回す。空気が読めない。・上手く距離感が取れない夫の家族。・バラ色の未来に...