二桁の掛け算を暗算できるインド数学。この本ではマンガを読んで練習問題に取り組むと「インド人はどうやって数学を学んでいるか」が理解できるようになります。
インド人は19×19までの掛け算を暗記している。
といっても、苦労して丸暗記させられる訳ではありません。実は「十の位が1の数字同士の掛け算」には簡単な公式があり、ひとつ公式を覚えるだけで11×11から19×19までは簡単に解けるようになります。
いくつかの公式を覚えている。
インド数学では、他にもいくつか公式があります。例えば、十の位が同じ数字で、一の位の数字を足すと10になる場合、「十の位の数字×ひとつ増やした数字×100」と一の位の数字の掛け算で答えは出せます。
42×48=(4×5)×100+2×8 =2016
73×77=(7×8)×100+3×7 =5621
他にも、一の位が同じ数字で、十の位の数字を足すと10になる場合の公式や、日本でもおなじみの因数分解(a+b)×(a-b)=a×a-b×b などいくつかの公式を覚えると、公式に当てはまる場合は一瞬で計算できるようになります。
数学に興味をもたせる工夫がある。
数字の中にはいろんな規則性があります。例えば
33×33=110889
333×333=11108889
3333×3333=1111088889
33333×33333=111110888889
このような豆知識で「へー」と思うと数学に興味が湧きます。興味が湧くと、数学に対する接し方も変わります。
ぱっと暗算できると「おー!すごい!」と言われる。
マスターするには時間がかかりますが、「おー!すごい!」と言わせるチャンスが来るのを心待ちにしながら練習しようと思います。
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