「とにかく人を殺してみたかった。相手は誰でもよかった」
五歳の女児を殺害し少年院に送致された十四歳の少年は、名前を変えて五年後に仮退院し司法試験に合格、弁護士となる。
人を殺した人間はどうしたら許されるのか。
反省する、謝罪する、刑務所に入る、社会的な制裁を受ける、自分も死ぬ、殺される、・・・。どれも「一人の人生」を奪ったことの償いとしては釣り合わない。
主人公の出した答えに納得できるか。
四部作で分量はありますが、ストーリーに引きこまれてどんどん読み進めていけます。一読の価値ありです。
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