【おすすめ本15】飯田譲治、梓河人著「盗作」 書評

おすすめ本

 田舎の貧乏旅館の娘 越ヶ谷彩子はある日突然衝動に突き動かされ無我夢中で1枚の絵を完成させる。その絵は見た者全てを虜にし彩子は天才として祭り上げられる。しかし、その絵は5年前に著名な画家が作成した未公開のモザイクアートと瓜二つだった・・・。

創作とは何か?

 最初の”盗作騒動”から6年、平凡なOLとなった彩子に再び創造の時が訪れる。夢中で歌い録音した音源を基に完成した曲は人々を魅了し世界的な大ヒットとなるが、その曲にも盗作疑惑が起きる。

芸術とは何か?

 3度目は子育てを終えた五十歳の時。完成させた小説は世界的なベストセラーとなってノーベル文学賞に選ばれる。授賞式に向かう彩子の元に、過去2回の”盗作”を暴いた宿縁の相手が訪れる・・・。

”○○○”が詰まった小説

 最近「何かが足りない」と感じている方が読むと○○○を補給できます。是非読んでみてください。

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