【おすすめ本28】スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー著「ヤバい経済学」 書評

おすすめ本

どうやったら子育ては上手くいくのか?
相撲の力士は八百長をしているのか?
ヤクの売人はどうしてママと住んでいるのか?・・・

経済学者が統計を用いて”現実”を突き止めていく。

社会通念は「こうあって欲しい」という”願望”を、統計は”現実”を表している。

  例えば子育て。世の中にはたくさんの教育方法があるが、統計的には「親が何をやるか」ではなく「親がどんな人か」で子供の成績は決まる。子供は親の背中を見て育つ。子供をどうこうしようとするよりも親が自分自身を成長させることに取り組んだ方がいいことを統計データは示している。

日々の出来事や謎を、統計を使って読み解いていく。

 数式は一切出てこず、読み物として楽しめて、それでいて「へー!」となること間違いなしの1冊です。数学が苦手な人にこそ読んで欲しいです。

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