おすすめ本

おすすめ本

【おすすめ本15】飯田譲治、梓河人著「盗作」 書評

 田舎の貧乏旅館の娘越ヶ谷彩子はある日突然衝動に突き動かされ無我夢中で1枚の絵を完成させる。その絵は見た者全てを虜にし彩子は天才として祭り上げられる。しかし、その絵は5年前に著名な画家が作成した未公開のモザイクアートと瓜二つだった・・・。創...
おすすめ本

【おすすめ本14】荻原規子著「風神秘抄」 書評

 平治の乱に源氏方として加わった主人公の草十郎。平氏の大軍勢が発するときの声に応じ、源氏方も腹の底から声を絞り出してときの声を上げる。ふと振り返ると、総大将の藤原信頼は青ざめふるえ、馬に乗ろうとするが反対側に落下してしまう。「おい、遅れるな...
おすすめ本

【おすすめ本13】垣根涼介著「君たちに明日はない」シリーズ 書評

 主人公は中堅広告代理店に勤めていた村上真介。二十八になった時、不景気の波をかぶった会社に”リストラ請負会社”日本ヒューマンリアクト(株)が乗り込んでくる。希望退職者を選ぶ個別面談で真介は叩きのめされ、数日後には希望退職の書類にサインをする...
おすすめ本

【奥様おすすめ】加納朋子著「七人の敵がいる」 書評

「ーそもそもPTA役員なんて、専業主婦の方じゃなければ無理じゃありませんか?」 出版社で働く主人公の山田陽子は、一人息子が入学して最初の保護者会で保護者のほとんどを敵に回す。空気が読めない。・上手く距離感が取れない夫の家族。・バラ色の未来に...
おすすめ本

【おすすめ本11】藤田和日郎著「うしおととら」 書評

 中学2年生の少年蒼月潮(あおつきうしお)は自宅の蔵の地下室に落っこち、そこで槍が突き刺さった妖怪「とら」に出会う。獣の槍を引き抜いたところから人生が大きく動き出す。 日本中の妖怪が忌み嫌い破壊しようと襲いかかる「獣の槍」。ただの僧侶ではな...
おすすめ本

【おすすめ本10】ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードの自分を変える教室」 書評

なぜダイエットが上手くいかないのか。なぜ「目先の欲望」に飛びついてしまうのか。なぜ「今日やろう」と思っていたことを先延ばししてしまうのか。 スタンフォード大学の健康心理学者である著者が「意志力」を身につけるための方法を教える人気講座「自分を...
おすすめ本

【奥様おすすめ】手塚治虫原作、和田ラヂヲ漫画「和田ラヂヲの 火の鳥」 書評

 読む。フッと笑う。おもしろい・・・のか? 横で笑い転げている奥様を見て、「人の好みは十人十色だなー」としみじみと感じました(笑)手塚治虫原作?! 読む度に「気になるポイント」が出てきます。時間がある方は読んでみてください。
おすすめ本

【おすすめ本8】山本幸久著「カイシャデイズ」 書評

 主人公は中小企業に勤める中堅の営業マン。顧客対応しながら会議用資料を作り、新入社員を連れて外回りし、施工現場に手伝いに入る。仕事の数だけ物語がある。 経営、経理、設計、施工、営業、お客さん、・・・。一つ一つのプロジェクトにはそれぞれ多くの...
おすすめ本

【おすすめ本7】中山七里著「贖罪の奏鳴曲」「追憶の夜想曲」「恩讐の鎮魂曲」「悪徳の輪舞曲」 書評

「とにかく人を殺してみたかった。相手は誰でもよかった」 五歳の女児を殺害し少年院に送致された十四歳の少年は、名前を変えて五年後に仮退院し司法試験に合格、弁護士となる。人を殺した人間はどうしたら許されるのか。  反省する、謝罪する、刑務所に入...
おすすめ本

【奥様おすすめ】ヒグチユウコ著「ギュスターヴくん」 書評

『きみは ネコなの? ヘビなの? タコなの?』(ヒグチユウコ著「ギュスターヴくん」 1ページから引用) ギュスターヴくんを初めて見た時に誰もが思い浮かぶ疑問と、それに対する誰にも予想できない答え。全く想像できなかった話の展開に「ひゃー笑」と...