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おすすめ本

【おすすめ本28】スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー著「ヤバい経済学」 書評

どうやったら子育ては上手くいくのか?相撲の力士は八百長をしているのか?ヤクの売人はどうしてママと住んでいるのか?・・・経済学者が統計を用いて”現実”を突き止めていく。社会通念は「こうあって欲しい」という”願望”を、統計は”現実”を表している...
おすすめ本

【おすすめ本27】平野暁臣著「太陽の塔」 書評

”お役所仕事”でどうやって太陽の塔を建てたのか? 非主流派の岡本太郎をトップに招き、「経済的な豊かさだけでいいのか?」と問いかけ、20代30代のメンバーを中核ポジションに抜擢し、”コスト度外視”で「好きなようにやってくれ」と現場に任せる。な...
おすすめ本

【おすすめ本26】浅田次郎著「蒼穹の昴」 書評

 中国清朝末期、貧しい農村の少年である主人公の春児(チュンル)は占い師から「汝は世の中の全ての財宝を手に入れることができる」と予言される。春児は予言を信じ、宦官として成り上がることを目指して自らの男性器を切断する・・・。テレビドラマ化もされ...
本の書き方

【出版までの体験談】8冊目「本を月10冊読む方法」

「出版に興味がある」「本を書いてみたい」「でも、どうしたらいいか分からない・・・」 そう思っている方向けに、参考として私の体験談を1冊目から順に紹介します。8冊目は今週出版した「本を月10冊読む方法」。きっかけ 7冊目の勉強法本を書いた時に...
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【おすすめ本25】曽田正人著「昴」「Moon」 書評

 脳腫瘍で入院した弟の和馬を勇気づけるため、毎日病室で踊っていたすばるだが、病状がどんどん悪化していく弟と過ごす日々がだんだん重くなっていく。ある日クラスメートが通うバレエ教室に誘われてレッスンに参加するが、そのことがきっかけとなり心に大き...
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【おすすめ本24】新開孝 写真、小杉みのり 構成・文「うまれたよ!セミ」 書評

セミになりたい。 7年間を地面の下で過ごし、大人になって地上に出た後は1~2週間で死んでしまう。そんな苦労人のイメージをセミに対して持っていましたが、この本を読んで認識がガラリと変わりました。7年間、地面の下でどのように暮らしているのか。 ...
おすすめ本

【おすすめ本23】L.D.ランダウ、E.M.リフシッツ著「力学・場の理論」 書評

最小作用の原理 このたった一つの数式から始まり、運動方程式、相対性理論、電磁波、場の理論とこの世界の成り立ちが説明されていく。数式を追うだけで、息が止まるほど感動する。 何をしているのかがかろうじて分かる程度しか私には理解できませんでしたが...
おすすめ本

【おすすめ本22】上橋菜穂子著「精霊の守り人」 書評

『あちらの世界<ナユグ>から こちらの世界<サグ>を見守る精霊は、100年に一度だけ こちらの世界の人に宿って 新しく誕生するという。精霊が無事に生まれると、そのさき100年は 人の世に大きな災害や飢饉がおきないという。』(上橋菜穂子著「精...
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【おすすめ本21】ジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」 書評

なぜ、白人が世界の覇権を握ったのか? 人類は700万年前に南アフリカで誕生し、50万年前までにユーラシア大陸のほぼ全域に進出、10万年前に言葉を使い始め、1万年前には南アメリカ大陸の最南端まで到達。その時点では全員が狩猟採集生活だった。住ん...
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【おすすめ本20】森博嗣著「常識にとらわれない100の講義」 書評

切れない刃物ほど手応えは大きいものである。(森博嗣著「常識にとらわれない100の講義」92ページから引用) 鋭い刃物を使うと、力を加えなくても簡単に切れて、安全性も高い。 切れない刃物を使うと、切るのが難しい上に、危なっかしい作業になる。 ...