切れない刃物ほど手応えは大きいものである。
(森博嗣著「常識にとらわれない100の講義」92ページから引用)
鋭い刃物を使うと、力を加えなくても簡単に切れて、安全性も高い。
切れない刃物を使うと、切るのが難しい上に、危なっかしい作業になる。
難しくて危ない作業を乗り越えた時には「頑張った!」と思えるけれども、仕事効率も仕上がりも”鋭い刃物”を使った方がよくなる。最初に読んだ時に目からウロコが落ちました。
「治具」という言葉もこの本で知った。
プロフェッショナルの仕事がどういうモノかを知ったことは、その後の人生で大いに役立ちました。「治具?なにそれ?」という方なら、118ページを読むだけでも考え方が変わります。某国立大学工学部助教授からベストセラー作家になった著者の「100の講義」シリーズ、一読の価値ありです。
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